Q.手術すると寝たきりになると聞きましたが…。
A.おそらく、弓部大動脈置換手術の合併症の一つである脳梗塞が生じた場合の事だと思います。しかし、現在ではこの合併症の発生はほとんどありません。当センターではおよそ1%の発生率(2005年)でした。
A.おそらく、弓部大動脈置換手術の合併症の一つである脳梗塞が生じた場合の事だと思います。しかし、現在ではこの合併症の発生はほとんどありません。当センターではおよそ1%の発生率(2005年)でした。
A.胸部大動脈瘤手術のうち弓部大動脈にかかわる手術は心臓を止めて体温を下げて手術をします。ほとんどの心臓手術は心臓を止めて手術を行いますし、体温を下げることも一般的です。これらの方法は心臓外科の領域ではごく一般的な方法なのです。
A.基本的に病院は面会時間以外は病室に入ることができません。もちろん、看護師等の医療者が24時間管理を行っていますので、ご家族の方が付き添うことはありません。
A.具体的なお答えはできません。大動脈手術の実績をきちんと調べてから手術を受けることをお勧めします。
A.大動脈瘤の治療はきわめて専門的な治療です。日本では心臓血管外科の中に含まれますが、同じ心臓血管外科医でも動脈瘤の治療経験がほとんどない外科医もいます。自宅の近くだから、評判良い病院だからというだけの理由で、その病院で大動脈瘤の治療を受けることは適切ではないことがあります。大動脈治療の実績が豊富な病院を選択することが大切です。
Q.母は90歳なのですが手術は受けられますか?
A.手術適応は暦年齢だけで決定されるものではありません。ご本人の臓器機能が重要です。90歳だからという理由だけで、手術を受けられないということはありません。
Q.高齢なのですが手術に耐えられる体力がありますか?
A.手術に耐えられる体力という指標は医学的にはありません。年齢にはかかわらず個々の臓器の機能を医学的に評価し、手術が可能かどうかの判断を医師が行います。